あの娘とスキャンダル?

週刊誌の見出しを見ていると、ワクワクしてしまう。というのは、私だけだろうか。

週刊朝日』から『フライデー』まで、大抵の週刊誌の見出しをチェックしている。気になる記事は、コンビニエンスストアで立ち読み。

政治の裏事情や不正問題は気になる。
が、やっぱり雑誌をめくる手は、色恋を中心とした人間模様が書かれるページを開いてしまう。

好きな女優の離婚協議や人気若手女優たちの交友関係など、どこまでが事実なのかと半信半疑になりながらも、ついつい読み入る。

さらに、お気に入りのジャニーズアイドルをインターネットで検索してみたところ、出るわ出るわ、彼の情報が。

2ちゃんねるはもちろんのこと、様々なサイトに同じような文章が掲載されていたり、信憑性が疑われるような内容のものが多い。プライベートで女性と一緒に移っている画像まで流出しているのだから、プライバシーもへったくれもない。

芸能界、政界、スポーツ界・・・。“界”という文字がつく世界は、私たちが過ごしている世界とはどこか違うように感じる。彼らはどのような生活をしているのか。どんな恋愛をしているのか。どんな生い立ちがあるのか。知りたいという欲求は、誰もが持つ“覗き見”精神がともいえる。
“覗き見”に対する過度な欲求の例が、パパラッチだ。内容がスキャンダラスであればあるほど、パパラッチが得た情報は高値で取引されていく。売る方のマナーが悪いのか、買う方もマナーが問われるのか。そして、ダイアナ元イギリス皇太子妃の事故のように最悪な結果を招いてしまうことがある。

一方、最近は技術が進んでいるようで、合成写真がインターネットに流出するケースも多いらしい。こうなってくると、何が“事実”なのだか、分からなくなってしまう。もちろん番組宣伝のためや、自分を売り込むために、自らスキャンダルを提供する方々もいらっしゃる。

ふと見渡せば、私たちの周りでも、『TVガイド』もビックリな“男と女の愛の関係図”なるものが形成されているし、社内の勢力関係図だってある。実は、彼らと私たちが日ごろ行っていることはあまり変わらない気もする。

あるときは羨んでみたり、あるときは憤ってみたり、あるときは自分と同じだと、妙な安心感を覚えたりする。

と何だかんだ言っていても、好きな有名人の恋のお相手が気に入らない人だと、がっかりしてしまうのだが。