たらればロマンス

先週(2007年4月16日)からスタートした月9ドラマ『プロポーズ大作戦』。山下智久演じる主人公が、ずっと想いを寄せていた幼なじみ(長澤まさみ)に告白すべく過去に戻ってやり直すというストーリーだ。

私にも戻りたい過去がある。

このブログを読んでくれているあなたは、どうだろうか。それは、ドラマのように恋愛かもしれないし、仕事や学業のことかもしれない。日常のほんの些細なことでもいい。

歴史を語る上でも、人は“源義経が生きていたら・・・”とか、“本能寺の変が起きなければ・・・”、などと“たられば”を想像することが好きである。

歴史に“if”がないように、私たちが送ってきた人生にも“if”はない。
それは充分理解していても、“あのとき、○○だったら”、“あのとき、△△していれば”と考えずにはいられないことがある。大なり小なり悔いのない人生などないだろう。

過去に縛られすぎるのはよくない。悔いがあるからといって、幸せな人生が送れないということでもない。
しかし、自らが送ってきた人生をふと振り返ったとき、人は「たらればロマンス」に浸ってしまうのだと思う。

過去をやり直すことができないのが現実。
せめてドラマの中では、ハッピーエンドで終わってほしい。

(敬称略)