飲み会もいらない!?

ビールがおいしい季節になってきた。

飲み会がさぞ盛り上がるのだろうが、最近の若者はドライで上司からの誘いを簡単に断るそうだ。(『日経ビジネス』2007年2月19日号参照) 

“ノミュニケーション”は“タバコミュニケーション”と並び、社会人にとって重要なコミュニケーションツールだと主張する人もいる。

仕事上の連絡や表面的な会話だけが行き交う“仮面職場”が増えていると言われている。そこで、“ノミュニケーション”の出番となる訳だが、勤務時間の中で取れないコミュニケーションが、なぜ飲み会という舞台になると成り立つのだろうか。

プライベートなことに踏み込んでほしくない人もいる。毎回耳にタコができるほど、同じ話をする人もいる。ここぞとばかりに上司にゴマをする人もいる。

それぞれの仕事に対する価値観が飲み会に反映しているようにも思う。

飲み会での会話は難しい。それぞれに話題のラインがあるような気がする。それ故、上滑りな言葉が流れてしまう。そこは、“仮面職場”さながら“仮面舞踏会”のようだ。

会社や上司、時には顧客の愚痴を言って盛り上がるケースがある。それは、その場しのぎのストレス解消にはなるかもしれないが、愚痴の原因となる問題の根本解決にはならないことが多い。
あの頃はよかったと、昔を懐かしむケースもある。それは、感傷にふける思い出話としてはよいかもしれないが、今をよくしていくことが重要であるし、それを聞く若手はどのように反応すればよいのか分からない。

参加して楽しくない飲み会は、何だか疲れるだけだ。
職場の活気と飲み会の盛り上がりは相関関係にあるような気がする。

そういえば、我が職場の飲み会も年齢問わず参加率が悪い。思い切って路線を変え、「てもみん」会にしてみるのはいかがなものか。

(注)今回のブログで取り上げた飲み会は、会社のレクリエーションとして開催する飲み会を取り上げています。